パキスタン旅行その1 篠崎春彦

パキスタン旅行-その1(4、733mクンジェラブ峠越え) 
本年4月、米国と欧州連合(EU)、英国、カナダは中国の新疆ウイグル自治区での人権弾圧に抗議して対中制裁を発動した。日本政府も新疆の人権状況に深刻な懸念を表明し、中国に「透明性ある説明」を求めている。かつて「平和的台頭」を掲げ近隣諸国との協調をうたっていた、中国の姿勢は過去のものになったようだ。どうやらこの国は、近隣諸国やアメリカに対しても、自らの軍事力と経済力を見せつけたくなったらしい。中国を無視すれば痛い目に遭はせようとしている。今後の中国の動向に注視しなければならなくなった。同時に、日本は自前の国防力を強化する必要に迫られている。憲法記念日にちなみ現行憲法をじっくりと考えてみたい。

それはさておき、僕は2011年夏、「イスラマバード(パキスタンの首都)からカシュガル(中国新疆ウイグル自治区)へ、パキスタンと中国を結ぶカラコルム・ハイウエーを走破した。峻険な山々や美しい名峰、雄大なパミール高原やカラクリ湖の大自然を間近に望み、シルクロードの要衝カジュガルまで楽しい観光をした。しかし、中国側の荷物検査所(チェックポスト)で受けた苦々しい処遇は今でも忘れていない。

今回のWebアーカイブでは「クンジェラブ峠越え・新疆ウイグル」について記述する。本文はコロナ自粛で、暇を持てあましている人の「暇人専科」である。「No Reply 返信無用」
2021-05-3 独法師

 

  
 

 

コメント

  1. 神原克收 より:

    カシュガルは大昔に阪急交通社のパックツアで駆け足で行ったのみ。出来れば時間をかけてゆっくり行きたいという思いはあるものの、ここまで中国の締め付けが強くなるとその意欲も失せてしまう。
    動画は素晴らしいですね。雑感には大いに共感します。