ハワイロングステイNo2 小川鑛一

ハワイ・ロングスティの思い出 No.2

埼玉県 小川鑛一/真喜子

ハワイで仲間づくり【気功体操について】

前回はハワイでロングステェイを行うのに不可欠な住まいについて述べた。今回は長期滞在に欠かせない現地での仲間づくりについて述べる。

ロングステェイは同じ場所で長期に渡り生活するので、仲間がほしい。ハワイは日本人が多いので日本語が通じるという人もいるが、それはワイキキ周辺のホテルや土産物屋の人たち、あるいは日本語が喋れるハワイ在住の日本人二世、三世と会う場合であって、多くの場合英語である。特にイリカイ・ホテルの滞在客は、日本人は少なくオーストラリ人、カナダ人が多く、ホテル内のコンビニ、レストラン、コーヒー店などでは日本語は通じない。英語は下手だが、そのためにいまだにラジオ英会話を聴き、英語の勉強をしている。その実践の場がここハワイだと思い当地にきたら英語を使うようにしている。

 

図1 ハワイで仲間づくりの方法  図2 ◎体操に行く途中にあるアラワイ運河

図1は、ハワイで友人が出来た経緯を示す。妻Makikoはパッチワークが趣味なので、パッチワーク専門店や土産物屋によく立ち寄る。初めてハワイでロングステェイを行うために来た2012年にパッチワーク専門店に立ち寄ったところ、店長のヒロコさんという方と話しが合い、親しくおしゃべりをした。その会話の中で、アラワイ運河沿いの公園で毎朝7時から8時まで気功体操をやっているので参加しないかとお誘いを受けた。その場所は暗くて見えにくいが、図2の運河の左側にある細長い公園である。ヒロコさん宅は運河右に見える高い建物に住んでいるので、気功体操を行っている様子が部屋からよく見えるという。

図3 マスターに合わせ体を動かす  図4 参加者はマスターを見ながら動く

図3の左の人がマスターで、その他の人は参加者である。図4のアラワイ運河沿いの細長い公園で毎日20人〜30人が、暗いうちから自然に集まりマスターの動きを真似、自身の体を約1時間動かしている。たまには、朝の散歩に来た人が飛び入り参加することもある。終わると「また明日ね(See you tomorrow!)」と言って自然散会である。

こうしてヒロコさんのお誘いを受けたので気功体操を行うため、我々夫婦もまだ暗い朝6時半にホテルを出て7時からの気功体操に参加することが日課となった。参加して分かったが、図3のようにマスターと皆が呼んでいる中国人の指導者と自然に集まった現地の人が音楽もなく、ただただ「う〜」「う〜」「えい」「えい」とうなるようなマスターの声に合わせ、両手を振りながら下肢を曲げ上体を沈める。あるいは、上体を左右に曲げたり、前後に屈曲させたりする。さらには手を交差させ天に向かって突くように、あるいは両足を交互に勢いよく前方・後方に向け何かを蹴るような動作を行う。この体操では、書き切れないほど頭、首、手先、手首、足、つま先など人体のいろいろな部位を動かす。人間の体で動かせるありとあらゆる部位と関節をこの気功体操で動かしているように思える。

図5 運河でボートを楽しむ観光客  図6 気功体操終了後に撮った記念写真

こうした気功体操を行っている間に、図5のように運河ではボートが行き交い、ボートから手を振ってくれる姿も見られる。マスターは体操が終わると直ぐに帰る人だが、お願いすれば図6に示すように記念撮影に応じてくれる。右から、中国人のマスター、アメリカ人、カナダ人、フィリピン人、日本人、香港人である。

聞くところによると、気功体操をはじめたころ、このアラワイ運河公園でマスターが1人で上述したように身体を動かしていたそうである。それに通りがかりの人が一緒にマスターの動作を真似して身体を動かし、汗を流すようになったという。徐々に人の輪が広がり、現在のように多くの住民あるいは各国から来たロングステェイヤーが参加するようになったという。気功は英語で“Qigong“という。その発音はチィーゴォーン(グ)と聞こえる。気功をネットで調べたら各種の手法や流儀があるので、運河でマスターが演じているのが気功かどうか不明だ。そこで、気功体操と個人的に名づけている。身体にとって満足いく運動であることが分かったので、毎年ハワイでロングステェイを行う場合は、毎日、Makikoとともにアラワイ運河公園の気功体操に通った。我々の健康維持に欠かせないような気がしたので、この気功体操に参加するためにハワイに来ると言っても過言ではない。

図7 LSCショートステイの皆さん 図8 柴崎通子さんにとってハードかも

図7は田原千鶴子さんほかの皆さん、図8は遅れてハワイに来た柴崎通子さんを我々夫婦が大好きな気功体操に無理に誘った時の写真である。後で感想を聞いたところ、ラジオ体操とどこか異なり、身体にとてもよいといわれた。

2017年12月の中旬から1週間「LSCショートステイ・イン・ハワイ」という臨時編成のチーム(田原千鶴子さんほか7名)と2017年12月下旬から2018年1月下旬まで約1ヶ月イリカイ・ホテルに滞在した鎌倉の柴崎通子さんの訪問を受けた。日本国内で出会うLSCの会員の皆さんと異国の地で出会う皆さんとは、会った印象がどこか違う。国内だと自宅から1〜2時間の電車・バスに乗ると気軽に会える。しかし、異国で会うとなると、旅の準備、移動手段、長旅、出入国手続きなどを経ないと会えない。食べ物、気候、景色、言語も異なる。こうしたことを総合すると、日本で簡単に会える場合と、上記したように複雑な手続き、長旅の末に、気候・風土の違う異国で会えたことで、その喜びは何倍にも増幅されていると思えてならない。

9 国籍を問わず誰でも参加を受け入れてくれる気功体操の仲間たち
図9は2018年1月3日に撮った写真で、正確な出身地は分からない人たちであるが、約7カ国の人たちがこの写真には写っている。この写真を撮ってから1週間後の2018年1月10日にホノルルを去り、帰国している。2021年3月12日の今現在、コロナウイルス禍が収まらず緊急事態宣言も発令されているので、ハワイへは2019年以来行けず、図9の友人たちに会えないでいる。さらに運が悪いことに2020年12月のクリスマスイブに軽い脳梗塞を患い、右手・右足に障害がでている。無理なく歩行が出来るようになること願い、目下所沢ロイヤル病院のリハビリ科に週2回通っている最中である。

 

 

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