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鎌倉殿と長谷寺

 

 

 

紅葉(3題)

文・写真 編集:篠崎春彦

 その3  

鎌倉で紅葉の名刹といえば、長谷寺は見落とせない。小林もみじ園とともに昨年訪れて感動した。紅葉の時期は短い。風のない温かい日を狙って見物した。鎌倉は、三方を山に囲まれ、南側が海に面しているので、冬は暖かく夏は涼しい。このため紅葉の時期が関東では遅い。場所によっては12月下旬まで鑑賞できるようだ。

長谷寺に先立って、鎌倉のシンボル、鶴岡八幡宮を参拝した。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の影響なのか大勢の人たちが群がっていた。この時期、中高生の修学旅行生が多く「小町通り」は前に進むのに往生した。これで中国からの観光客が重なったらどうなることやら。

わが家から鎌倉は約2時間。グリーン車を使って一寝入りの距離である。ところが列車が遅れ鎌倉に到着したのはお昼ごろ。そういえば前述の川治温泉も列車が遅れた。偶然なのか神の悪戯なのかわからないが神は時々、皮肉な手を差しのべるものだ。

鶴岡八幡宮を一回りして、義母の墓参りをした。実家と同じ日蓮宗の寺である。私は義母の隣に墓地を求めてある。墓石はまだ作ってない。あまり手回しよくすると、あの世の閻魔様に呼ばれそうなので、ほっておくことにした。

コロナ禍を経て、現在の葬儀事情は大分変化した。「葬式無用、戒名不要」の世界観が、浸透しているようだ。葬儀はできるだけ簡素化して樹木葬や海洋に散骨する人が多いと聞く。しかし私は、葬儀は簡単でも、昔ながらの葬儀を希望している。戒名は居士号をつけてほしい。遺言書を作成しておこう。

さて、寄り道をしてる間に日が傾いてきた。長谷寺に急がなくてはならない。寺についたころは日が陰り、特に逆光に照らされた紅葉の写真を、うまくとることができなっかた。

しかし、幸運にも本尊造立1300年を記念して、寺では日没からライトアップしている。日暮れとともに幻想的な風景に変わっていく様子を見ることができた。空間デザイナー 長谷川喜美さん作成の「光のインスタレーション」は素晴らしかった。光の幻想的な世界を堪能した。ところが、写真技術が未熟なため、耽美な世界を表現できなかったことは、残念である。

ところで、紅葉が見られるのは地球の北半球の温帯地域、つまり日本を含む中国や韓国などの東アジア諸国、北米大陸の東部、ヨーロッパの一部だけと言われている。
私は昔、カナダ、ケベック州の「メープル街道」に行ったことがある。そのダイナミックな光景を一望できるのは魅力だが、黄色がメインで、色彩のバリエーションやコントラストが少ないなかった。これに対し、日本の紅葉は赤、オレンジ、緑、黄色と色彩豊かでバリエーション豊富。日本の紅葉は別格に凄い。

12月9日 篠崎春彦

 

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