TAVI体験記 篠崎春彦

大動脈弁置換手術(TAVI)体験 
近年、生活習慣の欧米化に伴う虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)の増加や高齢化による高血圧や弁膜症の増加などにより、心不全の患者が急増している。心不全は、さまざまな心疾患がたどる終末像であり、高齢者がもっとも気をつけなくてはいけない心臓のトラブルの一つでもある。

罹患者数は全国で約120万人、2030 年には130 万人に達すると推計されている。がんの罹患者数が約100万人だから、心不全の患者がいかに多いかが分かる。
1980年以降、高齢化の一途をたどるわが国では、近未来的に患者数の増加が続くと予想されている。こうした状況を、感染症患者の爆発的な広がりになぞらえて「心不全パンデミック」と呼ぶこともある。(参考:日本心臓財団)

僕は大動脈弁狭窄症(AS)の持病をかかえている。埼玉赤十字病院で定期検査を行いながら薬剤治療を行っていたが、4月の検診で病状が悪化した。中等症から重症に進みこのまま放置すれば約2年の寿命と宣告された。ASは,弁膜症のなかで一番頻度の高い疾患であり,わが国では超高齢社会を迎え増加傾向にある.また重症ASの治療といえば,外科的大動脈弁置換術であったが,経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)が2013年から保険適応になり,開胸外科手術が受けられない高齢の患者にとって大いなる福音となり、社会的にも注目されている。

今回、さいたま赤十字病院で最先端のTAVI手術を行ったので、その体験を記述した。思いつくまま書き記したので、雑多なことが入り交じってまとまりのない内容になっている。また、医療の専門性には不正確な部分のあること、お許しいただきたい。
 
 
 
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